「世界でひとつだけのお店」こころざしたワケ。

10年前は「介護士」でした。

私の経歴について少しだけお話します。
私は、10年ほど前には、老人福祉施設にて介護の仕事をしておりました。
昔からのケーキを焼くことが趣味だった私は、たまに時間の余裕をみては施設に来られる方々に「焼きたてケーキ」を出してあげたりしていました。

おじいちゃん、おばあちゃんの食べるケーキだから甘さを控えめに作ろう…とか。
砂糖を使わずにバナナやさつまいもで…とか。
のどにつまらないようにふんわりと焼くには…とか。
こんな経験がのちの私の人生を大きく左右するなんて知る由もなかったこの頃ですが…
それは、また、少し先のお話になります。

長野県長野市のインカローズ、こころざしたワケ

「日本茶とお漬物とシフォンケーキのストーリー」

福祉介護の仕事は、とてもハードな現場で毎日が慌しく過ぎてゆきます。
時には、イライラしてしまったり、ロボットのように、無感情のまま機械的に仕事をこなすという日も少なくありません。
いつしか、時間の合間をみて、焼きたてケーキを振舞う事が、自分の心の拠所になっていました。
「無感情のロボット」→「人間らしい本当の自分になれる時間」

普段は、突然「わがまま」になったり、時に「怪獣」になってしまう、おじいちゃんやおばちゃんも焼きたてケーキ&お茶タイムの時は違っていまいた。

ここに来られる方々は、いろいろな事情もあってここに来ているんだな…
口にはださないけど沢山ストレスもあるんだな…と、なんとなく察しました。

丸テーブルをみんなで囲み、少ししぶめの日本茶と、みんなが独自の漬け込み方法を競い合う自慢のお漬物の品々、そして、焼きたてのシフォンケーキ♪
若い頃に戻ったような、おじいちゃんおばあちゃんの元気な声、そして素敵な笑顔♪
心癒される時間。そう、美味しいケーキには、そんな魔法があります。

長野県長野市のインカローズ、日本茶とお漬物とシフォンケーキのストーリー

「きっかけは突然に」

山下達郎やマライヤキャリーの歌が急にいろいろなところで耳にする毎年恒例の時期。
もうすぐクリスマス…そんな時期に親友から相談を受けました。
なんでも息子が、食物アレルギー(アトピー)で、毎年、奥さんが試行錯誤してクリスマスケーキを作るのだけど「どうしても美味しく焼けない」と、美味しい焼き方やレシピはないかな?という相談でした。
「どうせ暇だし、自分が焼いてあげるよ」と約束しました。
息子の食べられない食材を聞き、アレルギーの事を独自に調べ、食材を選定し当日に親友にケーキを手渡しました。そう、私のケーキ職人としての初めてのギャラは、この時の「次回の居酒屋での飲み代おごり」です。

その日の夜、けっこう遅めの時間に写メが届きました。親友からでした。
家族が自分の焼いたケーキを食べている写真でした。
親父らしい顔をしている親友。※普段はこんな感じじゃないのに。変な感じ(笑)
寄り添うように優しそうな奥さん。※会った事はないけども、話に聞いていたイメージと同じ素敵な方。

そして真ん中には、ケーキにかじりつく息子。

メールには、奥さんからこんなコメントがありました。

「口の中いっぱいにケーキをほおばった息子の嬉しそうな顔を…はじめて見ました。(涙)」

日本中が幸せに酔いしれるクリスマスの夜…
季節はずれのカミナリが私だけに落ちました。全身が電流に打たれたかのような衝撃。
そして、暴風雨のごとく涙が溢れてきました。

心臓の鼓動と高鳴り、血が力強く流れてゆく音がしっかりと聞こえてきました。
そして、その日、その時、その瞬間に人生が大きく変わることが自分でも気づいていました。

決めた事?…決められた事?・・・与えられた?それとも、ずっと求めてきた?
そんな事はわからない。とにかく決断がありました。
自分だけにしか出来ない「ケーキ職人」になる。
保守的な私がくだした人生で初めての即決での「決断」でした。

長野県長野市のインカローズ、きっかけは突然に

「世界でひとつだけ」に込めた思い。

介護の仕事をやめました。
そして、小さな工房(ファクトリー)を持ちました。
今まで将来の為と、いくつかの資格をとっていたので食いつなぎ、後の時間はすべて、ケーキ作りの研究にあてました。
たくさんの本を買いあさり、いろいろな作り方、健康に良い食材、アレルギー、体質、さまざまな事を研究して、オリジナルレシピを作り、いろいろなケースにあわせた試験的なケーキを作りに没頭しました。
そして、その作業は、あの日から今日まで、また明日も明後日も変わることなく続く事。

赤ちゃん、食物アレルギー(※アトピー)を持つ子供、ご年配の方まで、安心して美味しく食べられるシフォンケーキを作り続ける事。それが私の仕事。

コンセプトである「世界にひとつ」は、「世界で一番になる!!」とか「世界で1件しかないお店!!」なんて大それた事を言っている訳ではありません。

あらゆる状況を想定した、あなただけのレシピを提供する
「あなたのとっての世界でひとつだけ」を意味しているのです。
つねに思いやりをこめて、あなたのために丁寧に魔法のシフォンケーキを今日、明日も作り続けています。

長野県長野市のインカローズ、「世界でひとつだけ」に込めた思い

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